私が泣き止んだ後、谷中くんと帰っていると、ふと思い出したように尋ねられた。
「そういえばどうしてあの時間なの?」
まだ話してないの忘れてました。
「付き合って丁度2ヶ月ジャストがあの時間だったから・・・」
よくよく考えれば丁度の時間に告白って夢見すぎかな・・・?
恥ずかしい・・・。
「そっか・・・。わざわざ付き合い始めた時間まで大切に覚えてくれてたんだね・・・。ありがとう」
優しく微笑んでくれて、馬鹿にせずにいてくれてとても幸せで・・・。
「どういたしまして!!明後日は誰からもプレゼント貰えなくても幸せだよ!!」
「・・・?プレゼント?」
「あれ?言ってなかったっけ・・・?明後日、6月19日は私の誕生日・・・って」
「・・・・・」
あれ?どうしたんだろう・・・。
すごく深刻な顔になっちゃってる。
「早く知りたかった。早めに聞いておくべきだった・・・」
谷中くんがめちゃくちゃ辛そうに呟いております・・・。
「華凛・・・ごめんなさい。誕生日プレゼント用意してないです」
え?!どうしよう?!谷中くん泣きそうになってる!!
「ちゃんと聞いてたらいいもの用意できたのに・・・ごめんなさい」
どうしよう?!本当に泣いちゃいそうだよ?!
谷中くんファンの皆さん!!
谷中くん涙目独り占めさせてもらってます!!
なんかごめんね?!
「本当に貰えなくていいんだよ?!私はもう早めにプレゼント貰ったつもりだから!!」
「せっかくの誕生日、彼氏からのプレゼントないなんて・・・しかも初めての彼氏からなのに・・・本当にごめんなさい」
山本華凛!!ここは谷中くんを泣かせない為に頭フル回転させろ!!
谷中くんが喜びそうな事・・・・・!!!!!
これ思いついたの天才だ!!
付き合ってそうそうわがまま言って図々しいかもだけど!!
今はこれしかない!!
「谷中くん!!私、誕生日デートしてみたい!!プレゼントはそれがいい!!テスト期間で申し訳ないけど、もし谷中くんさえ良ければ!!」
「誕生日プレゼントそんなのでいいの?大した物買えないかもしれないのに?」
「プレゼントはお金じゃないよ!!谷中くんの気持ちがあれば私は嬉しい!!」
「デートだと僕がプレゼント貰ってる様なものだよ?華凛と一緒に過ごせるなんて」
「大丈夫!!私にとっても谷中くんといる時が最高のプレゼントになるから!!」
「華凛は女神様の化身か何かなの?」
なんで?!
どういう思考回路かな?!
「放課後になるけど華凛門限ある?」
話題変えた!!
「ないよ!!けど夕飯の支度あるから6時くらいには帰り始めなきゃかな」
「夕飯の支度?」
「うちの両親帰りが遅いから弟の夕飯は私が作るの!!」
「偉いね・・・僕今更だけど華凛の事ちゃんとわかってないや・・・」
またしょんぼりしちゃった!!
なんか・・・わんちゃんみたい・・・。
可愛い・・・かも?
「自己紹介しよっか」
「・・・・・?」
「ほら!!以外とお互いのこと知れるし!!私も谷中くんの事知りたいなぁ!」
なんか喜びだした・・・幻覚だよね?しっぽと耳が見える。
「私からね?山本華凛!誕生日は6月19日!!好きなものっていうか人は七瀬!!嫌いなもの無し!!好きな色は青系統!!家族構成は両親と弟1人!!質問どうぞ!!」
「弟くんのお名前は?」
「あさひ!!お父さんが漢字考えるの面倒くさがって付けなかったんだけど多分面倒くさがりなとこお父さんに似ちゃったみたいで・・・でもね、少し可愛いよ」
「弟くんが大切なんだね。次からはリクエストにはなるんだけどいいかな?」
「いいよ!!」
「華凛は純一くんのこと呼び捨てだよね?」
「?うん」
あれ?それ質問じゃん。
「石井さんも呼び捨てだよね?」
「うん」
それも質問。
「じゃあ、僕はどうして『谷中くん』?」
だからそれも質も・・・
「ん?!」
あっほんとだ!!
私散々名前呼ばせといて谷中くんの名前呼んでないじゃん!!
「質問答えてもらっていい?」
「えっと・・・多分呼びやすいから・・・です」
「僕、華凛に『名前で呼んで』って言われた時すごく緊張したけど呼んだよね?」
「・・・そうですね」
この流れは恐らく・・・。
「僕も名前呼んでほしいなぁ・・・」
文面では伝わらないでしょう・・・このあざとさ。
わざわざ下から覗き込んで上目遣い。
これもう確信犯じゃない?!
「ダメ?」
今のでトドメ刺されました。
「呼びますとも!!」
「ありがとう!」
語尾にさり気ない♡が見えるの私だけ?
「自己紹介したかったけど交差点だね・・・自己紹介は通話でいいかな?っていうのは口実で通話したいだけなんだけど・・・」
可愛い!!
「うん・・・通話しようか」
よし・・・七瀬に色々報告しよう。
惚気大会になりそうな報告会開催を決意して帰った心がピンクの1日。
「そういえばどうしてあの時間なの?」
まだ話してないの忘れてました。
「付き合って丁度2ヶ月ジャストがあの時間だったから・・・」
よくよく考えれば丁度の時間に告白って夢見すぎかな・・・?
恥ずかしい・・・。
「そっか・・・。わざわざ付き合い始めた時間まで大切に覚えてくれてたんだね・・・。ありがとう」
優しく微笑んでくれて、馬鹿にせずにいてくれてとても幸せで・・・。
「どういたしまして!!明後日は誰からもプレゼント貰えなくても幸せだよ!!」
「・・・?プレゼント?」
「あれ?言ってなかったっけ・・・?明後日、6月19日は私の誕生日・・・って」
「・・・・・」
あれ?どうしたんだろう・・・。
すごく深刻な顔になっちゃってる。
「早く知りたかった。早めに聞いておくべきだった・・・」
谷中くんがめちゃくちゃ辛そうに呟いております・・・。
「華凛・・・ごめんなさい。誕生日プレゼント用意してないです」
え?!どうしよう?!谷中くん泣きそうになってる!!
「ちゃんと聞いてたらいいもの用意できたのに・・・ごめんなさい」
どうしよう?!本当に泣いちゃいそうだよ?!
谷中くんファンの皆さん!!
谷中くん涙目独り占めさせてもらってます!!
なんかごめんね?!
「本当に貰えなくていいんだよ?!私はもう早めにプレゼント貰ったつもりだから!!」
「せっかくの誕生日、彼氏からのプレゼントないなんて・・・しかも初めての彼氏からなのに・・・本当にごめんなさい」
山本華凛!!ここは谷中くんを泣かせない為に頭フル回転させろ!!
谷中くんが喜びそうな事・・・・・!!!!!
これ思いついたの天才だ!!
付き合ってそうそうわがまま言って図々しいかもだけど!!
今はこれしかない!!
「谷中くん!!私、誕生日デートしてみたい!!プレゼントはそれがいい!!テスト期間で申し訳ないけど、もし谷中くんさえ良ければ!!」
「誕生日プレゼントそんなのでいいの?大した物買えないかもしれないのに?」
「プレゼントはお金じゃないよ!!谷中くんの気持ちがあれば私は嬉しい!!」
「デートだと僕がプレゼント貰ってる様なものだよ?華凛と一緒に過ごせるなんて」
「大丈夫!!私にとっても谷中くんといる時が最高のプレゼントになるから!!」
「華凛は女神様の化身か何かなの?」
なんで?!
どういう思考回路かな?!
「放課後になるけど華凛門限ある?」
話題変えた!!
「ないよ!!けど夕飯の支度あるから6時くらいには帰り始めなきゃかな」
「夕飯の支度?」
「うちの両親帰りが遅いから弟の夕飯は私が作るの!!」
「偉いね・・・僕今更だけど華凛の事ちゃんとわかってないや・・・」
またしょんぼりしちゃった!!
なんか・・・わんちゃんみたい・・・。
可愛い・・・かも?
「自己紹介しよっか」
「・・・・・?」
「ほら!!以外とお互いのこと知れるし!!私も谷中くんの事知りたいなぁ!」
なんか喜びだした・・・幻覚だよね?しっぽと耳が見える。
「私からね?山本華凛!誕生日は6月19日!!好きなものっていうか人は七瀬!!嫌いなもの無し!!好きな色は青系統!!家族構成は両親と弟1人!!質問どうぞ!!」
「弟くんのお名前は?」
「あさひ!!お父さんが漢字考えるの面倒くさがって付けなかったんだけど多分面倒くさがりなとこお父さんに似ちゃったみたいで・・・でもね、少し可愛いよ」
「弟くんが大切なんだね。次からはリクエストにはなるんだけどいいかな?」
「いいよ!!」
「華凛は純一くんのこと呼び捨てだよね?」
「?うん」
あれ?それ質問じゃん。
「石井さんも呼び捨てだよね?」
「うん」
それも質問。
「じゃあ、僕はどうして『谷中くん』?」
だからそれも質も・・・
「ん?!」
あっほんとだ!!
私散々名前呼ばせといて谷中くんの名前呼んでないじゃん!!
「質問答えてもらっていい?」
「えっと・・・多分呼びやすいから・・・です」
「僕、華凛に『名前で呼んで』って言われた時すごく緊張したけど呼んだよね?」
「・・・そうですね」
この流れは恐らく・・・。
「僕も名前呼んでほしいなぁ・・・」
文面では伝わらないでしょう・・・このあざとさ。
わざわざ下から覗き込んで上目遣い。
これもう確信犯じゃない?!
「ダメ?」
今のでトドメ刺されました。
「呼びますとも!!」
「ありがとう!」
語尾にさり気ない♡が見えるの私だけ?
「自己紹介したかったけど交差点だね・・・自己紹介は通話でいいかな?っていうのは口実で通話したいだけなんだけど・・・」
可愛い!!
「うん・・・通話しようか」
よし・・・七瀬に色々報告しよう。
惚気大会になりそうな報告会開催を決意して帰った心がピンクの1日。