何とも言えないむなしさが隆弘に残った。

ゆっくりと支度をして高橋と華と会わないように時間をずらして帰宅すると華の家に明かりがついていなかった。

気になる・・・

隆弘は自宅へ帰るとすぐに浴室へ向かいシャワーを浴びた。自分の部屋のカーテンを閉めて華の家の気配を感じないようにする。

でも気になる・・・

結局その日華の家の明かりがつくことはなかった。

眠れないまま隆弘は試験勉強に打ち込んだ。