お隣のイケメン先輩に、365日溺愛されています。




「面倒見いいとこ、料理美味しいとこ、朝起こしに来てくれるとこ、シャツアイロンしてくれるとこ」

「いや、オカンかよ」


ほんとそれ。
どこが好きとか、可愛いとかの問題じゃない。


まさかの想像もしていなかった斜め上の回答。


「すげー怪しいな。
ほんとにお前杞羽の彼氏なのかよ」


なんだか今の回答のせいで余計疑われてるし。


なのに、先輩はさらなる爆弾を落としてくる。



「だから彼氏だって。なんなら杞羽の胸のサイズ知ってるし、身体触ったら可愛い反応するのも知ってる」


こ、この人はもっとマシなことが言えんのか…!?


もっとこう、お世辞でもいいから可愛いところとか、些細なことでいいから嘘ついてくれればいいのに、なぜそっち路線の話にもっていこうとする!?


「はっ……、お、お前らまさか……」


あれ、かなり動揺してるし本気にしてるっぽい。
案外効果あり?

かなり無茶苦茶だけど。