お隣のイケメン先輩に、365日溺愛されています。




さっき、いちおう彼氏のフリをしてくださいとは頼んだけど、本当にやってくれるか心配になってきた。


ど、どうかこの場の空気を読んで彼氏だと言って…!!



「そーだよ。俺が杞羽の彼氏だけど何か?」


き、きたぁぁぁ……!!
先輩ナイス、ナイスファインプレー…!!


千里は面を食らったような顔をして固まった。


かと思えば。



「それなら杞羽のこと俺より詳しいよな?」

「……まあ、それなりに知ってるつもりだけど」


えぇ、先輩そんな挑発に乗らなくていいのに……!!
ってか、わたしのことぜったいそんな興味ないし、知らないでしょ!!



「んじゃ、まずは手始めに杞羽の好きなところは?」


い、いきなり難易度高めなところをせめてきた。

先輩なんて答えるの……!?