お隣のイケメン先輩に、365日溺愛されています。




向かった先は、もちろん━━━━━。


「せんぱい……!春瀬先輩!!起きてください!」


隣の部屋にいる春瀬先輩のところ。

朝、いつも起こしに行くように合鍵を使って部屋の中へ。


「……ん、なに。今日ガッコー休みなんだけど」

「お休みなんですけど緊急事態なんです、起きてください!!」


布団を強引に引っ張って、まだ眠っている先輩の頬を軽くペチペチ叩く。


「なーに、きんきゅーじたいって」


「と、とにかく今からわたしの彼氏になってください!」


「……杞羽の彼氏?」


「そうです、今だけでいいんで!」

「彼氏なら杞羽のこと襲っていーの?」


「そ、それはまた別問題で!!とにかくお願いですから言うこと聞いてください、なんでもしますから!!」


「……ふーん。ほんとになんでもする?」

「しますします!!」