お隣のイケメン先輩に、365日溺愛されています。




「何その間。まさか変な男に絡まれてんの?」

「いや、絡まれてるというか……息子が1人増えたような」


「は??息子?」

「あっ、いやなんでもない!!今のは忘れて!」


いかんいかん。
先輩のことを言ったら千里はもっと口うるさくなりそうだもん。


昔から、わたしが男の子と絡んだりするとすぐ噛みついて怒ってくるから。


これでもし、ほぼ毎日先輩の家に行ってお世話してるなんて言ったら、危機感なさすぎって言われて強制的に実家に戻されちゃいそうだもん。


「お、お前まさか、俺の知らない間に子供産んでんのか!?」


「な、何言ってんの!?なんでそうなるの!?」


「いや、だって息子とか言ったじゃねーか!」

「だからそれは違うって、忘れて!!」


千里は頭いいくせに、たまに物事の捉え方がおかしいときがあって、こうやって変なこと言ってくるから。