お隣のイケメン先輩に、365日溺愛されています。




身体をどんどん後ろに下げて、気づいたら真後ろは壁。

目の前には迫りくる先輩……。
しかも上半身だけ裸だから妙にセクシーというか、色気がすごすぎるというか…!


こんなのわたしには耐えられない……!


「……んー、だって俺いまからお風呂入るとこだし」

「じゃ、じゃあ今すぐ入ってください!」



「えー、でも杞羽は俺の裸見たくて来たんでしょ?」

「な、なななっ!!そんなわけないです!!」


ぜったいぜったい面白がってる。


あわてて両手で自分の顔を隠すけど、その手は簡単に先輩に取られてしまう。



「杞羽チャンはイケナイコだね」

「なっ、……うっ……」


最近気づいた。
先輩が"杞羽チャン"って呼ぶときはだいたい危険。


目の前にある先輩の裸を見て心臓がバクバク。
見ちゃいけないのに、目に入ってきてしまう。