お隣のイケメン先輩に、365日溺愛されています。




先輩が距離をはからずにグイグイ近づいてくるのは、たまにわざとやってるんじゃないかと思っちゃう。


わたしは近くにいるだけでこんなにドキドキしてるのに。


先輩は全然平気そうで平常運転。


「……んじゃ、明日も来る?」

「え?」


「お風呂。どうせすぐ直んないでしょ?」

「あっ……、もし先輩が迷惑じゃなければ」


「全然いーよ。杞羽が期待してるラブハプニング起こってないもんね」

「はい??」


えっ、いや期待してないんですけど!?
というか、かなり危ないことしてきたじゃんさっき!


や、やっぱり明日もお風呂を借りに来るのは危険な気がしてきた。



「せっかくだから起こしてみる?ハプニング」

「だ、大丈夫です、結構です…!!」


こうしてこの日の夜は部屋に戻った。