お隣のイケメン先輩に、365日溺愛されています。




「あははっ、息子って。あんなイケメンと四六時中そばにいてドキドキしたりしないわけ?」


「いやいや、四六時中はいないから!!ドキドキはそりゃするけど……。先輩いちいち距離近いし」


春瀬先輩って、ぜったい距離とかはからなさそうだもん。

フツーに近づいて何がダメなの?みたいな感覚でいそうだし。


「へぇ〜。こりゃ周りの女子とかに知れたら袋叩きにされそうじゃん」

「そ、そんな怖いこと言わないでよ!!」


「春瀬先輩って見ての通りルックスが素晴らしいからね〜。彼女になりたい女子なんて山ほどいるし」


「そんなにモテるなら彼女とかいないの?」


「いないらしいよ?なんか告白しても女子はみーんな撃沈してるみたい。だからといって、誰でもよくて遊んでるわけでもないみたいだし」


あぁ、そっか。
先輩ってそもそも他人に興味ないから、遊んでる暇あるなら寝たいとか思ってそう。