アイロンをかけ終えて、ダッシュで先輩の部屋へ。
「って、なんで上何も着ないでごはん食べてるんですか!!」
シャツが出来上がるまで、何か着てごはん食べればいいのに、なぜそのまま食べてるの!?
「面倒いしお腹すいたから」
「もうっ!!じゃあ、早くこれ着てくださいっ!」
呑気にごはんを食べている先輩にシャツを着せてあげる。
「ねー、杞羽」
「なんですか?」
「トマト嫌い」
「はい??」
「だから食べて」
「んぐっ!!」
いきなりトマトを口の中に入れられて、変な声が出ちゃったし。
「これからサラダにトマト入れないで」
「好き嫌いはダメですよ」
「別にトマト食べなくても死なないし」
言い訳が子どもみたい。
ってか、先輩って本当に18歳なのって思うくらい子どもっぽい。

