「……可愛すぎだって」



甘すぎて溶けそうな中に、
押し寄せてくる痛みの波……。



「あき、せんぱい……っ」


「……優しくできないかも」



口ではそう言ったけど、



この日の夜の先輩は、

とびきり優しくて



「……好き」



とびきり甘かった━━━━━。




*End*