お隣のイケメン先輩に、365日溺愛されています。




し、しまった。
墓穴掘った……。


「い、いや……何も期待なんてしてないです!」


「杞羽チャンやらしー」


「なっ!!!」


先輩に言われたくないし!!



「そんな期待してんなら、寝込み襲ってあげよーか?」


「け、結構です……っ!!」


もうありえない!と思いながら、先輩にクッションを投げつけた。



***



そんなこんなで、ごはんを食べ終えて、お風呂も済ませてようやく寝る時間。


菜津さんの部屋に案内してもらった。



部屋はあんまり使われてる感じはないけど、でもすごく綺麗に保たれてる。



部屋に1人でポツンといると少し物足りないっていうか、なんかちょっとさびしい。



でも、さっき暁生先輩の誘いを断った手前、今さらさびしくなったから…なんて言えるわけない。