お隣のイケメン先輩に、365日溺愛されています。




「今お菓子と紅茶でも用意するから、よかったらゆっくりくつろいでね?」


リビングに通してもらって、暁生先輩のお母さんがルンルン気分でキッチンのほうへ。



ってか、やっぱり暁生先輩の家お金持ちじゃん。


リビングものすごく広いし、部屋の雰囲気とか暁生先輩のお母さんの趣味なのか、可愛いものばかりが置かれている。



「あっ、わたしも手伝います……っ」


「いいのよ〜。杞羽ちゃんはお客さんなんだからゆっくりしててちょうだい?」



ゆっくりって言っても、慣れない雰囲気だから全然くつろげる気がしない…!



そんなわたしに対して、暁生先輩はふかふかのソファにドンッと座って、相変わらず何を考えてるのかわかんない表情をしてる。



「はぁ……やっぱ母さんのテンションってだるい」


「えぇ、明るくてきれいで、とてもいいお母さんじゃないですか!」