お隣のイケメン先輩に、365日溺愛されています。




え、うそ。


こ、このきれいすぎる人が暁生先輩のお母さん!?


いやいや、どう見ても子供いそうな感じに見えないし、むしろ暁生先輩の彼女とか言っても全然通じるくらいなんだけど!!



「あ、は、はははじめまして……!!
さ、紗倉、杞羽です……っ!



やだ、めちゃくちゃ噛んだぁ……っ。

ちゃんと挨拶できるように練習してきたのに全然意味なしじゃん。



「やだ〜、ほんとにすごく可愛い子じゃない〜!暁生ってば、いつの間にこんな可愛い子彼女にしちゃって!」



な、なんか想像してた感じと違った。

もちろんいい意味で。



というか、話し方とかテンションが暁生先輩とまったくの真逆。



「ささ、こんなところで話すのもあれだから、あがってちょうだい?」


「あ、ありがとうございます」



まだまだキンチョーは全然ほぐれない。