「いやー、もう結婚してるようなもんじゃん。いいじゃん、春瀬先輩の嫁になっちゃえば」
「そんな軽く言わないでよぉ……!」
そういえば、出会った頃とかに暁生先輩にお嫁さんになってよとか言われたのが懐かしいなぁ。
あの頃は何言ってんのこの人とか思っちゃったけど。
「とか言って嫁になりたいくせに〜」
「もう、沙耶っ!!」
「きゃー、杞羽ちゃんが怒った〜」
あははっと笑って、完全に面白がってる。
こんな感じで、朝のホームルームが始まる時間になって午前の授業がスタート。
毎晩、先輩が満足するまでキスが止まらないから、最近めちゃくちゃ寝不足なような…。
でも、暁生先輩の腕の中はすごく心地がよくて。
夜寝る前に好きな人がそばにいて。
朝起きていちばんに好きな人の顔が見れて、おはようって言える些細なことが結構嬉しかったり。
なんだかんだ、わたしも今のこの生活に満足してるところもあったり。

