お隣のイケメン先輩に、365日溺愛されています。




他の人から見てもそんなわかりやすく態度に出ていたなんて…。


指摘されて、全然諦めきれてないってわかって、思わず席から立ち上がってしまった。



「ご、ごめんなさい……っ。ちょっとお手洗い行ってきます……」


賑やかな部屋から一気に静まり返った外へ。


本当はこのまま抜けたいけど、部屋の中にカバンを置いてきたまま。


とりあえずお手洗いに逃げ込んだ。



「はぁ……何やってるんだろ」


ふと正面を見れば鏡に映る自分は全然可愛くない。


せっかく沙耶にメイクしてもらって可愛くしてもらったはずなのに。


気持ちが顔に出てしまうっていうのは本当だったんだ。


他の人に可愛いとか言われても全然嬉しくない。


ちょっとでもいいから、いつもと違うって、可愛いって暁生先輩だけに思われたらいいのにって。



はぁ、やだな、ものすごくわがまま。



もう戻っても誰とも話す気になれないので、カバンを持ってこっそり抜け出そうと決めてお手洗いを出ると。