お隣のイケメン先輩に、365日溺愛されています。




……全然楽しくない。

むしろ嫌な気分ばっかりになっていく。


そもそも楽しもうとなんて思ってないけど。



でも、何も話さないわけにもいかなくて、気を遣って話しかけてくれる男の子が何人かいたけど、ぜんぶ耳に入ってこなくて。



見たくないと思って目線を何度もずらすのに、気づいたら元に戻って……暁生先輩のほうばっかり気になっちゃう。



「ねーね」

「……」


「おーい、紗倉杞羽ちゃーん」

「……へっ」


ボーッとしていたら、いきなり視界に男の子の顔が飛び込んできてびっくり。



「さっきから全然喋ってないよねー?楽しくない?それともこういう場所慣れてないとかー?」


ニコニコ笑ってて、さっきから場を盛り上げてるムードメーカー的な男の子。


名前なんだっけ、歳いくつだっけ。

覚えてないの失礼すぎるかな。