なんとなく毎日が過ぎていって、気づいたら夏休みに入ってしまった。


もう7月。
一人暮らしを始めて早くも3ヶ月が過ぎた。



暁生先輩との仲は相変わらずで。
菜津さんが現れてから数日間、暁生先輩とは顔を合わせずに夏休みに突入。


前に菜津さんが泊まるとか言ってたから、今もまだ暁生先輩の部屋にいるのかな……とか。


いろいろグルグル考えてネガティブになっていくからすごく嫌。



なんか暁生先輩に振り回されてばっかりで、感情がものすごく忙しい。


「はぁ……モヤモヤばっかり……」


気分を晴らすために、部屋のカーテンを開けて窓を全開にした。


夏の気温のせいで暑いし、窓を開けても入ってくる風は生ぬるいだけ。


力なくソファにドサッと倒れ込んで、真っ白の天井を見上げる。



暁生先輩……1人で大丈夫……かな。


わたしがいなくても朝起きて、きちんとした生活してるのかなって。