お隣のイケメン先輩に、365日溺愛されています。




手短に困ってると言われても、何に困ってるかわからないし…!


「今日泊めて」

「は、はい??」


えっ、ちょっとこの人いきなり何言ってるの?


「今はいって言ったからオッケーってことね。んじゃ早く鍵開けて」

「イミワカリマセン」


そもそもわたしこの先輩の名前すらも知らないっていうのに。

そんな見ず知らずの人からいきなり泊めてって言われて、はいそーですかなんて了承できるわけない!


「家に入れてくれたらワケ説明するから」

「なんで家に入る前提なんですか……」


とりあえず、先輩は引く気は無さそうだし、ここでわたしが折れないと話が進まなさそう。


「い、家には入れますけど、変なことしたら速攻出て行ってもらいますから」


「変なことって何されるの想像してんの?」


ニッと笑って、指先を顎に添えられてクイッと軽くあげられた。