身体の内側から火照って、熱い。
簡単に冷めそうにない。
「……んじゃ、こーしよっか」
腕を引っ張られて、背中にスッと先輩の腕が回ってきて身体をゆっくり起こされた。
部屋着が若干はだけたまま……。
クラクラする意識の中で自分の手で胸元をクシャッとつかんで隠すけど……。
「……隠しちゃダメ。
ってか、こーしたら見えないからいいでしょ?」
気づいたら先輩もベッドに乗っていて、わたしの後ろに回り込んでいた。
大きな身体に後ろから包み込まれて、心拍数はさらに上がっていく一方。
「……後ろからってさ、なんでもやりたい放題できちゃうんだよね」
「み、耳は、いや……っ」
わざと耳を攻めて、身体をよじったらお腹のあたりにある先輩の腕がグッと力を込めて逃してくれない。
「嫌って言うわりに身体は素直に反応しちゃってるけど」
「っ……や」

