大嫌いなキミと秘密の関係


どうしてっ……


今日は午後から小雨が降るとは言ってたけど、かみなりが鳴るなんて言ってなかった……!!


しかも雨が降る音も終礼のときより遥にひどいっ……。






「………里桜、こっちに来い」




雨が降る音に混じって低く優しい声がわたしの耳に届いた。


その声で今この場にいるのはわたし一人じゃないことも思い出したけれど、その直後、また大きなかみなりの音が鳴り響いた。




「っ、キャーー!!」




やだやだやだやだっ……!

やめてよ、ほんとにっ……


ただでさえかみなりは怖くて苦手なのに、あのときの状況と似ている部分がいっぱいあって、怖さの度合いが尋常じゃない。


そのせいでずっと我慢していた涙が溢れそうになったとき。






「……バカ。こんなときくらい強がんな」



先ほどと同じ優しい声と共にふわっと暖かい温もりに包まれた。