『うそ、だよね…?』


呆然としながら震える声でそう言ったわたしに、少し悲しそうにしながらもはっきりと


『…うそじゃない』




としーくんが言ったときの、

あの真っ直ぐな瞳に───






……ああ。


あの日つながりで、思い出しちゃったよ。


あの日の、“もう一つのいやな出来事”を。




そして、そういう日は決まって眠れない……