こっちは真剣に悩んでるのに…
寝坊したせいで朝ごはんを食べ損ねたのでもうお腹ペコペコだし、地味に眠いし。
「……寝坊、したの。昨日の夜目覚ましかけ忘れて、しかも今日の朝はわたし一人で起こしてくれる人が誰もいなかったから…」
からかわれるのは目に見えているのであんまり言いたくはなかったけど、余計に追及されるのも嫌で、渋々白状する。
「あー…なるほど。それでこの暑い中沙莉を待たせちゃったわけね」
「そ、その通りです…」
たったの5分といえばそれまでだけど、沙莉は暑いの嫌いだから。
本当は今は梅雨の時期の6月でこんなに暑いはずはないのに、昨日今日となぜかもう夏ような暑さなんだ。



