柊にぃが頼んだ量にはちょっと驚いたけど。
ちなみに、柊にぃが頼んだのは、ショートケーキ、チーズケーキ、モンブラン、プリン、桃のタルト、抹茶のパフェ、ホットコーヒーです…
よくそんなに食べれるよね…
しかも柊にぃの場合は絶対に太りません…
「───ひな、どこまで進んだの?」
このカフェに来て一時間くらい。
スイーツも全部食べ終わってしばらくした頃。
柊にぃがいきなり仕事モードに切り替えてきた。
“桜 ひな”
これはわたしがメインでやっている仕事の名前。
柊にぃやMOMIJIのことはもちろん、これもわたしの秘密の一つだ。
わたしは仕事でなにかあって相談したいときには真っ先に柊にぃを頼っている。
「……3ぶんの2くらいまで、かな。ものすごくやばいわけじゃないけど、締め切りまでの時間を考えると割とギリギリで、ちょっと焦ってる」



