一応あいつ、今大人気のモデルだから。
認めたくはないけど、ルックス含めて見た目は完璧、文句のつけようがないからね…
「何気難しそうな顔してんの、里桜。早く行くよ」
「あ、ちょっと待ってよ沙莉〜!」
言いたいことだけ言ってスタスタと言ってしまう沙莉を慌てて追いかける。
「どうせ、またあいつのこと大嫌いだとか考えてたんでしょ?よく飽きないわよね。嫌いなら無視しとけばいいのに」
「……沙莉さん、今日はなんだかいつも以上に素っ気なくないですか…?」
「……気のせいよ。どこかの誰かさんのせいで、暑い中待たされたことなんて全然気にしてないから」
「やっぱり気のせいじゃないじゃん…!」
「…里桜。あんたの秘密、バラすわよ?」
わたしは沙莉の言った秘密という単語にピクリと反応した。



