大嫌いなキミと秘密の関係


顔を見なくてもわかる。


……わたしをここに呼びつけた張本人、桐谷 慎也だ。




「んっんんんんんーー!(ちょっとなにすんのーー!)」


苦しいんですけどっ…!


少し不機嫌そうな顔でわたしの口を塞いで、さらには抵抗できないようにお弁当を持っていない方の手を拘束しているやつに必死に目で訴える。




「…はぁ。来んのが遅せぇ、里桜」


口を塞いでいた手と片手を拘束していた手を両方離してくれたけど、相変わらずどこか不機嫌そう。


「こほっ…こほっ…もうっ…!なにすんのよ…!それに、わたしはちゃんと授業が終わってからすぐにきましたっ」


それなのに、なんで遅いよわばりされなきゃいけないの……。




「お前を待ってたら腹が減ったんだよ」




……は?

意味がわかんないんだけど。