資料室へと向かう道の途中、ちらちらと何人かから視線を感じた。
まあ、そうだよね…
だって資料室があるのはA棟の隅っこで、付近にはお弁当が食べられるような場所なんてない。
うぅ…やだなぁ…
絶対一緒に食べる友達がいなくてぼっちだとか思われてるよ…
心の中で何度目かわからないため息をつく。
あいつ、もうきてるのかな…?
ーーガラガラ
「失礼しま…ふぐっ……!?」
なんとなくいつもの癖であいさつしてから入ろうとしたら、いきなりなにかに口を塞がれてしまった。
な、なに……!?
あまりにもいきなりすぎて、持っていたお弁当を危うく落としかけた。
「……遅い」
ものすごく近距離から聞こえてきたいやに聞き覚えのある声。



