大嫌いなキミと秘密の関係


「…そう、なんだ。里桜ちゃんって男の子が苦手なんだと思ってた…」


「え、なんで?」


あんまり話さないから男の人に免疫はないけれど、別に苦手っていうわけでは…


すると、葵ちゃんはキョトンとしてこう言った。


「…え?だって里桜ちゃん、普段男の子とほとんど話さないから、苦手なのかなって…」


…なるほど、そういう風にも見えるんだ…




「なに言ってんの、葵。里桜が男子とあんまり話さないのは、沙莉が必要以上に里桜に近づけさせないからでしょ」




「「……は?(え?)」」


突拍子もない実花ちゃんの発言にわたしと葵ちゃんは揃って目を丸くした。


沙莉がわたしに男の子を近づけさせないって……なんで?




「……実花、あんたねぇ……」

「あっ、やば!ほんとごめん、沙莉…!」


呆れたようにやれやれと首を左右に振りながら額に右手を当てる沙莉と慌てたように沙莉に謝る実花ちゃん。