「…うん、まあ。確かにかっこいいとは思ったけど、それ以上はなにも」
イケメンならお兄ちゃん達で見慣れているし、むしろ見慣れすぎてわたしのイケメンの基準は狂っていると前に沙莉に言われたことがあるくらいだしね…
あははは…
「えー、沙莉も里桜も冷めすぎじゃない?あんなイケメンなかなかいないよ?それか……実は密かに彼氏がいる、とか?」
怪しむような視線を向けてくる実花ちゃん。
っていうか彼氏って…!
わたしはその単語に不自然なくらい反応して軽くむせてしまった。
「え、里桜ちゃん…!?だ、大丈夫…?」
わたしの目の前に座っていた葵ちゃんは突然のことにびっくりして
心配そうにそう聞いてくる。
「だ、大丈夫。ちょっと変なところに入っちゃただけだから」
内心少し焦りながらもそれがバレないようににっこりと笑顔を作った。



