大嫌いなキミと秘密の関係


10分くらいでかみなりは鳴らなくなった。


「…多分もう大丈夫だろ。…里桜、平気か?」


「…うん、大丈夫」


こくりと頷いて返事をしてからあ…、と思わず声に出た。




かみなりも鳴らなくなって安堵して、気持ちも落ち着いてきた分冷静になってきて、今自分がどれだけすごい状況に置かれているかを瞬時に理解したのだ。




「うぅ……え、あ……」


上手く日本語が発せないうえに顔がこれ以上ないほどに熱くなって顔を上げることができない。


テンパりすぎて思わずそのままやつの胸に顔をうずめた。




「っ、……里桜?」

「……っ」


名前を呼ばれただけなのに、心臓が跳ね上がる。