いつも大変お世話になっております。

「忘れてると思ってた。」



「そういう三月こそ覚えてなかったんじゃないの?」



「約束して手帳に書いたときに気づいたもん。」



「あははっ!それは覚えてたにはいるの?」



「入る!」





康登に笑われてるのなんてどうでもいいくらいに嬉しい。



「とりあえず、みぃの大好きな水族館行くぞ。」



「別に好きじゃないし。」



「昔から水族館行くたびにキラキラした目してたじゃん。」



「ゔ、」


「みぃのことならなんでもお見通し。」


「ぎゃふんといわせてやる。」


「楽しみしといてやる。」



余裕な感じでむかつく。

不機嫌になってやるんだから………





「クラゲーーーーーー!!」




「ぶっ!くくくっ」




いかん。不機嫌三月でいるはずがクラゲのせいで。



「クラゲが一番テンション上がるんだな。」



「かわいいから。」


「まぁ、かわいいかもしれないけど。普通はイルカとかペンギンとか?」


「ごめんね、かわいくなくてー!」


「これ以上かわいくなられても困るんでいいです。」


「ねぇ、今日は何なの?ドキドキしすぎてやばい。」


「……三月もやけに素直だね。」




「そういう康登は顔赤いよ?」




「うっさい、向こうにもクラゲいるから見てきなよ。」



「はいはい、康君の顔が赤くなくなるまで見てきてあげるよ。」





やっぱりかわいいよ、クラゲしゃーん。




「ん。もうショッピングモール行くか。」


「そうだね、てかなにこれ。」


「クラゲ。」


「ストラップ?!かわいすぎる。」


「それはよかったね。」


「いくらだった?払う。」


「いらね。もらっとけ。」


「…いいの?」


「いらないなら、俺使う。」



そういってクラゲを取り上げようとする康登。



「ダメ!!いる!!
ありがとう。」


「どういたしまして。」


「晩ごはんは私ね!水族館の入場料まで払ってもらっちゃったし。」


「いいって言ってんのに。まぁ、それじゃ納得しないだろうから、晩飯はごちそうになります。」



「あと、宿代。」


「だから、それはダメ。さっきからいってるでしょ。」


「なんでー?」


「男の意地。三月バイトしてないでしょ」



そればっかり。康登だってバイトしてないくせに。