「イルミ?!」
「うん。この間きれいだって言ってたあそこ。」
「うそ!」
「なんで嘘つくんだよ。」
「結構遠いよ?」
「うん。だから泊まり。」
えっと。今なんと?
「おじさんに許可もらおうと思って、迎えに来たんだけど。」
「いないけど。」
「うん。電話するわ。」
「いやちょっと待って。明日練習じゃなかったっけ?」
「あれ嘘。サプライズにしたくて黙ってた。」
マジですか。。。
って、本当に電話してるし。
しばらくすると、電話が終わったみたいで戻ってきた康登。
「いいって。」
「そ、そうですか。」
「おじさんたちも今日泊まるから、三月1人にするよりいいらしい。」
あのバカ夫婦。やっぱ帰らない気だったか。
「じゃ、準備して行くぞ。」
今言われてみれば、いつも財布とスマホくらいしか持たない康登が今日はカバンを持っている。
「急いで準備してくる!」
お泊りなんて初めてだし、すっごく楽しみ。
