「拝啓、あの頃の僕へ。 今は、愛する人が隣で笑ってるよ。 温かくて、感情が豊かな人だよ。 "君"を忘れた訳じゃないんだ。 思い出せなくなってきてしまった。 …もう、僕も年なのかもしれないな。なんて、早すぎるか。 君の存在を忘れる事はないけれど、 君と創った思い出を、君の生を、忘れてしまうのが怖い。怖いんだ。 あの頃の僕へ。 そんな僕をどうか、許して欲しい。」