───ガタンッ










世界が、反転した。








背中にヒヤリと冷たいリノリウムの床。








「ぇ………」


「印、だろ?だったらこっちにもつけとかないと」



難波先生はそう言って私の首筋に唇を寄せた。



「っあ…」



先生の髪が頬に触れる。


腰に回された手がから熱が伝わって体を捩ると、先生は逃がさないとでも言うように足の間に膝を割って入れた。



「ん………っ」



啄ばむようなキスが唇に降る。


先生のひんやりとした指先はキスをする度に頬を滑って、ぞわりとした感覚が腰から背筋を駆け上がった。



「せんせ……っ」


「なに」


「だめ、……です…っ」