私の心はいつも雨が定期的に降る。

小学校1年生から幼馴染の小八木俊が大好きだった。
俊といる時間が毎日続いていてほしくて、ずっと一緒にいたくていつも必死に毎日を過ごす。

俊は、見た目はモテてるような外見はしていないが、友達も多く優しくて見た目ではないものを持っており、元気が取り柄、いつも外で運動と称いて友達を巻き込んで遊んでいるような人。
10年も一緒にいる私は好きになるのは当然だった。

高校1年生になった私は、昼休みになって校庭で友達と遊んでいる俊を窓から見ていた。
その遊んでいる姿は、私のクラスからよく見え毎日目で追っている。

昼休みが終わり、いつもの午後の授業が始まった。

「早く終わらないから~・・」

毎日毎日同じことを考え時計を見つめいていた。

放課後になり、

「沙希~。早くしろー帰るぞー。」

いつもの声が聞こえた。俊だ。

「待ってよ!いつも早い!」

私が答えた。

「お前が遅いからだろ」

と笑う俊の顔を横目で見ていた。