殺人鬼と女子高生1


次の日、私は颯太に嫌という程止められたが、そ
んな颯太を無視してカフェに向かった。




「塚田さん、こんにちは」

「牡丹ちゃん、昨日ぶりだね」

「昨日はいきなり帰っちゃってすみませんでした」

「いいんだよ。それより、昨日の子...
君の彼氏かい?」

「えっ!違います!ただの幼なじみですよ」

「そうなんだ。」



「…昨日のいきなり帰っちゃったこと、気に触ってしまってたならすみません…」

「そんな、とんでもない。怒ってなんてないよ」



塚田さんは、よく笑う人だ。



「それより、ずっと僕といていいのかい?」

「はい、今日は特にやることも無いので大丈夫…」

「そうじゃないよ」



塚田さんは、少し笑った



「こんなおじさんじゃなくて、昨日の
『颯太くん』とかと一緒にいた方が楽しいんじゃないかなって」

「そんな事ないです!!あ、颯太と居るとは勿論楽しいけど、塚田さんと居るのも凄く楽しいんです!!」

「そうかい、でも本よりもゲームの方が好きじゃないかい?」


「昨日あんなに楽しそうに話していたよね。颯太くんと。」




何か…塚田さんの様子が少しおかしい




「…確かに、本はあんまり読む方じゃなかったんですけど、

塚田さんと出会ってから本が大好きになったんです!!」








塚田さんは、口角を上げながら、





下を向いていた。











『それなら、 良かった』






塚田さんは私の瞳を、


全てを見透かしているかのように



ゆっくり覗き込んだ。