次の日、私は颯太に嫌という程止められたが、そ
んな颯太を無視してカフェに向かった。
「塚田さん、こんにちは」
「牡丹ちゃん、昨日ぶりだね」
「昨日はいきなり帰っちゃってすみませんでした」
「いいんだよ。それより、昨日の子...
君の彼氏かい?」
「えっ!違います!ただの幼なじみですよ」
「そうなんだ。」
「…昨日のいきなり帰っちゃったこと、気に触ってしまってたならすみません…」
「そんな、とんでもない。怒ってなんてないよ」
塚田さんは、よく笑う人だ。
「それより、ずっと僕といていいのかい?」
「はい、今日は特にやることも無いので大丈夫…」
「そうじゃないよ」
塚田さんは、少し笑った
「こんなおじさんじゃなくて、昨日の
『颯太くん』とかと一緒にいた方が楽しいんじゃないかなって」
「そんな事ないです!!あ、颯太と居るとは勿論楽しいけど、塚田さんと居るのも凄く楽しいんです!!」
「そうかい、でも本よりもゲームの方が好きじゃないかい?」
「昨日あんなに楽しそうに話していたよね。颯太くんと。」
何か…塚田さんの様子が少しおかしい
「…確かに、本はあんまり読む方じゃなかったんですけど、
塚田さんと出会ってから本が大好きになったんです!!」
塚田さんは、口角を上げながら、
下を向いていた。
『それなら、 良かった』
塚田さんは私の瞳を、
全てを見透かしているかのように
ゆっくり覗き込んだ。
