片恋の魔女は死ねない

「カラコンですよ」

 これ以上言い逃れはできない、と悟った私は、諦めて他の言い訳をした。

「今日の目が?」
「……はい」

 あの吸い込まれそうな色をした瞳が、カラコンであるはずがないので、わたしはそう言うことにした。
そもそも、藤色の瞳がカラコンなんかじゃないことを先輩も分かっていたし。
 どっちにしたって嘘になるのだから、些細な問題だ。

「あの目、目立つからこうしてカラコンしてるんです」
「そうなんだ。でも、勿体ない。綺麗だったのに」
「そう、ですか?」