二人で会話をしながら帰り道を歩く。
「くちゅんっ」
「わ、乃愛ちゃん風邪ひいちゃうよ?…これ、貸してあげる」
くしゃみをしてしまった乃愛。
ふわり、と首にかけられたのは、凉くんの黒いマフラー。
「え、でも…凉くんが寒くなっちゃうよ?」
「だいじょーぶ、凉くんは男の子ですから」
「乃愛だけ温かいの悪いよ~やっぱり返…」
「だーめ」
そう言って凉くんは乃愛の頭を撫でてくれた。
凉くんの手、冷たい…。
雪も降ってるし、寒いよね。
乃愛は凉くんに抱きついた。
「…乃愛…ちゃん?」
凉くんが目をぱちくりさせる。
乃愛は凉くんをぎゅうーとしながら言った。
「乃愛は凉くんのマフラーで温かいから、凉くんは乃愛が温めてあげるの!」
「…乃愛ちゃん」
凉くんが目を細める。
凉くんの手が乃愛の背中にまわされた。
「ありがとう乃愛ちゃん…温かいよスゴく」
「えへへ…」
「…雪、止まないね」
「その方がもっと寒くなって、もっと凉くんとくっついていられるから、乃愛嬉しいよ!」
乃愛が笑うと、凉くんも「そっかぁ…確かにそうだね」と呟いた。
「くちゅんっ」
「わ、乃愛ちゃん風邪ひいちゃうよ?…これ、貸してあげる」
くしゃみをしてしまった乃愛。
ふわり、と首にかけられたのは、凉くんの黒いマフラー。
「え、でも…凉くんが寒くなっちゃうよ?」
「だいじょーぶ、凉くんは男の子ですから」
「乃愛だけ温かいの悪いよ~やっぱり返…」
「だーめ」
そう言って凉くんは乃愛の頭を撫でてくれた。
凉くんの手、冷たい…。
雪も降ってるし、寒いよね。
乃愛は凉くんに抱きついた。
「…乃愛…ちゃん?」
凉くんが目をぱちくりさせる。
乃愛は凉くんをぎゅうーとしながら言った。
「乃愛は凉くんのマフラーで温かいから、凉くんは乃愛が温めてあげるの!」
「…乃愛ちゃん」
凉くんが目を細める。
凉くんの手が乃愛の背中にまわされた。
「ありがとう乃愛ちゃん…温かいよスゴく」
「えへへ…」
「…雪、止まないね」
「その方がもっと寒くなって、もっと凉くんとくっついていられるから、乃愛嬉しいよ!」
乃愛が笑うと、凉くんも「そっかぁ…確かにそうだね」と呟いた。



