「やったぁ!またアタシの勝ちぃ~!」

ある日の日曜日。
アタシは彼氏の光の家にいた。

といっても、アタシが一方的に押し掛けただけなんだけど…。

目的は一つ。

昨日手に入れたばかりの新作対戦型アクションゲームを光とプレイする事だ。

そしていつも余裕な態度の光をゲームで負かし、アイツの悔しがる顔を見る…!

そんな意気込みの中、始まったゲーム勝負は…。

見事、アタシの四連勝。

「ふふん、どーだ光!アタシの実力を見たか!」
「ゲームごときで得意気になれるなんて、おめでたい奴だな」
「んな…!ホントは悔しいくせにー!」

ニヤニヤしながら呆れた表情の光を見る。

なんだよ…全然悔しそうじゃないじゃん…!

アタシは唇を尖らせた。