全てを話し終えた後、過去の自分は何も唖然としていた。
それは当たり前だろう。自分が10年間研究してきたものは父を助けるという目的に役立つものではなかったし、その研究が自分や最愛の人を苦しめる運命にあると知ったからだ。
「だけどな、お前なら運命を変えられるんだよ。タイムマシン研究をやめて健康な生活に戻れば癌の発病も抑えられるだろうし、お前にはタイムマシンがなくても理解してくれる人が今でもいるだろう?」
「だけど……。タイムマシンを作ることは父さんの願いだったんだ。無念を晴らさなきゃ」
「いいんだよ。俺が会った父さんは結論こそ間違っていたが、タイムマシンに命をかけて研究していた。死んだのも自分を信じた結果で心残りなんかなかったと思う。お前は、自分のために生きていいんだよ」
「でもさ……。でも…」
煮え切らない過去の自分の気持ちは痛いほどわかった。
「これは俺のためでもあるんだよ。今までお前が幸せになれるように色々してきた。そしてこれが最後の願いだ。研究をやめて幸せになってくれ」
それだけ言うと部屋を出て行った。
あとは自分で整理をつけられるだろう。
彼には医者という別の道もあるし、最高の理解者もそばにいる
もう自分がしてあげられることは何もない。
後は自分の最後の仕事を済ませるだけだ……。
それは当たり前だろう。自分が10年間研究してきたものは父を助けるという目的に役立つものではなかったし、その研究が自分や最愛の人を苦しめる運命にあると知ったからだ。
「だけどな、お前なら運命を変えられるんだよ。タイムマシン研究をやめて健康な生活に戻れば癌の発病も抑えられるだろうし、お前にはタイムマシンがなくても理解してくれる人が今でもいるだろう?」
「だけど……。タイムマシンを作ることは父さんの願いだったんだ。無念を晴らさなきゃ」
「いいんだよ。俺が会った父さんは結論こそ間違っていたが、タイムマシンに命をかけて研究していた。死んだのも自分を信じた結果で心残りなんかなかったと思う。お前は、自分のために生きていいんだよ」
「でもさ……。でも…」
煮え切らない過去の自分の気持ちは痛いほどわかった。
「これは俺のためでもあるんだよ。今までお前が幸せになれるように色々してきた。そしてこれが最後の願いだ。研究をやめて幸せになってくれ」
それだけ言うと部屋を出て行った。
あとは自分で整理をつけられるだろう。
彼には医者という別の道もあるし、最高の理解者もそばにいる
もう自分がしてあげられることは何もない。
後は自分の最後の仕事を済ませるだけだ……。

