「そうなんだ…。私も手錠ついてるの。」


「だよね。じゃあごはん作って…

「イッタアアイ!」


私は泣きそうな顔のまま男の子を見つめた。


「「離れられないの?」」


すると男の子は、慌てて自己紹介をした。


「あー、僕、高橋 蓮 って言う…んだ。


君はあ…」


私も慌てて自己紹介をした。


「愛野 桔花。高校一年生で…す。」