それからというもの俺は、何度もあの桜の木の道へ行った。 彼女にまた、会いたくて。 あの桜を眺めていれば あの桜の下で彼女を想っていれば きっとまた会える。 そう思った。 俺と彼女を結ぶただ唯一の接点。 それはこの桜の木しかないから。 だけど… 彼女に会うことはできなかった。 何日か通ったけど、一度も。 きっと会えると思って粘ってたけど、さすがにちょっと落ち込む。 もう、会えないのだろうか? せめて、もう一度だけ。 なあ、この胸の高鳴る気持ちを、確かめさせて?