「「ごちそうさまでした」」

ふぅ…結構上出来だったね。
アイツらの事を考えている内に食べ終わってしまった。

心の中で黒い何かが渦巻く。
その黒い何かには、憎しみ、怒り、悲しみ、沢山の黒い感情が混ざってる。

まだ高校生なのにね…
ホントなら青春を楽しんで女友達と放課後出かけたり…そんな事をしてたはずなのに。

本当の友達なんか…いなかった。

柚香「…シャワー浴びてくるね。」

亜蓮「おう。」

バタンッ

亜蓮は気付いたのだろうか。
私の心の中で渦巻く黒い何かに…。