亜蓮「…柚、柚はお姉ちゃんでもユズでもない、一人の女の子、柏木柚香だよ。」



そう言って頭を撫でてくれる亜蓮。



柚香「っ…ちが…私は…っ」



違うよ、私は…私は…!



亜蓮「今、ここには俺と柚しかいない。前にも言ったよね?俺と2人の時は柚はお姉ちゃんでもユズでもなんでもなくて、ただ俺の大好きなお姫様、柏木柚香だよって。」



柚香「っ…ぁ…」



亜蓮「泣いていいんだよ、柚、これは柚なんだよ、ちゃんと自分を受け入れてあげて。」



柚香「あ、れ…ん…」



自分を…受け入れる…



亜蓮「うん、ちゃんと泣いていいんだ、柚は人間なんだよ、泣かないと、ちゃんと感情を出さないと壊れちゃうよ。」




柚香「あれ、ん…うぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」







私は亜蓮の上で…子供のように泣いた。