その後、疲れていたのか柚は寝てしまった。
まぁ、これから大変だろうから、今は寝ていて欲しい。
来てから起こしても問題はないだろう。
亜蓮「…もし、全てが終わったら…」
この子のたくさんの笑顔は戻るのだろうか。
…いや、戻らないだろう、まだ元が残っているから。
もし、全て吹っ切れて俺から…いや、それはないだろう、それに俺が離さない。
どうにかなるつもりはないけど、
亜蓮「…俺に何かあったら…」
この子は1人でいられるのだろうか。
あいつらは居るし、もちろん俺は負けるほど弱くない。
負けない、だけど柚が死ぬなら…俺は喜んで命を差し出す。
自惚れになるが、それは柚も同じだろう。
あれが無くなれば柚や大和や綾人も解放される。
俺はあそこから抜け出せる。
…今回は俺の為に…いや、俺の目的の為に戦おう。


