柚香side
柚香「…失礼します」
…私は時田に呼ばれていた。
時田「…命令だ、一ヶ月後、龍星を潰す。」
…とうとう来たのね。
柚香「…龍星、ですか?」
時田「あぁ、あれは頂点だ。レンも潜入させてある、レンとアヤも入れる、今回の指揮は大和だ。失敗はゆるさん。」
へぇ…全部味方…か。
柚香「…そんなに必要なんですか?私だけでも…」
こいつは、龍星についてどう思っているのか?
時田「あれは世界一だ。どれだけ強いかわからん、お前らは俺には及ばんが強い方だろう、売られた身でここまで登り詰めるのは珍しいからな。」
へぇ…警戒してるの。
しかも時田が私達を褒めるとは…これはテストだろう、私達が辻本の忠臣に入るか。
柚香「…わかりました」
時田「あと、何をしてもいいが証拠は残すなよ、お前らはあの学校に転校するでも何でも構わん、好きにしろ。」
柚香「…わかりました、失礼します」
よかった、私達は自分の情報にロックをしている。
龍星の情報も。
私達の情報が完全に無防備だと困る。
そろそろ、前に進む準備をしなければいけない。