キャーーーー!!

俺が校門に着くと女共がキャーキャーわめく。
どうせ俺の顔しか見ていない奴らだ。
俺の笑顔が嘘だとも知らずに。

桃香だってそうだ。
対して俺のことを知らないくせに好きになるとか…俺には無理だな。

柚はちゃんと俺を見てくれた。
これだけ差があるのに…なぜ桃香を愛するのかが分からない。

ぜってぇ柚を愛するべきだろ。
俺からすれば守ってやりたくなるのは柚だな。
ま…惚れたからなのかもしれねぇけどな。

そんな事を思いながら屋上へ向かった。