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上坂は、案外とまめなやつだった。
朝、家に迎えに来てくれて、昼は一緒にお弁当を食べて、帰りは一緒に帰る。この一週間、毎日私たちはそれを繰り返していた。まるで本当のカップルみたいに。
あんなのと一緒にいて何を話せばいいんだろうと思ったけど、上坂は意外に話がうまかった。ちゃんと私の言葉を拾ってくれるので、思ったより話は途切れない。突き刺さってくる女子達の視線をのぞけば、私たちは予想外にうまくやっていた。
そうして一週間たった金曜日。今日は三時間目から昼休みにかけてが家庭科の調理実習なので、お昼がようやく別々になった。
「で、明日はまたデート?」
冴子が人参の皮をむきながら聞いてきた。私は、玉ねぎの外皮をむいている。
「ううん、さすがに来週は月曜から中間考査だから、土日は勉強したいの。だから、今週はデートはなし」
上坂は、案外とまめなやつだった。
朝、家に迎えに来てくれて、昼は一緒にお弁当を食べて、帰りは一緒に帰る。この一週間、毎日私たちはそれを繰り返していた。まるで本当のカップルみたいに。
あんなのと一緒にいて何を話せばいいんだろうと思ったけど、上坂は意外に話がうまかった。ちゃんと私の言葉を拾ってくれるので、思ったより話は途切れない。突き刺さってくる女子達の視線をのぞけば、私たちは予想外にうまくやっていた。
そうして一週間たった金曜日。今日は三時間目から昼休みにかけてが家庭科の調理実習なので、お昼がようやく別々になった。
「で、明日はまたデート?」
冴子が人参の皮をむきながら聞いてきた。私は、玉ねぎの外皮をむいている。
「ううん、さすがに来週は月曜から中間考査だから、土日は勉強したいの。だから、今週はデートはなし」



