「拓兄のこと、本当に好きなんだね」
「好きよ。大好き」
そう言って莉奈さんも、幸せそうに嬉しそうに笑った。その笑顔は、とても綺麗だ。
好き、か。
あんな兄貴でも、そんな風に言ってもらえるのは嬉しい。五人兄弟の長兄ということで、幼いころから拓兄には、いろいろ面倒をかけてきた。両親がろくに家にいない私たちにとって、拓兄は父であり母である大切な人だ。その拓兄の彼女(おそらく、いずれは奥さんになるんだろうけれど)が莉奈さんみたいな人で、本当によかった。
そんな二人と比べたら、私と上坂なんて、足元にも及ばない関係だよねえ。
幸せな恋人の典型を目の前にして、私は小さくため息をついた。
「好きよ。大好き」
そう言って莉奈さんも、幸せそうに嬉しそうに笑った。その笑顔は、とても綺麗だ。
好き、か。
あんな兄貴でも、そんな風に言ってもらえるのは嬉しい。五人兄弟の長兄ということで、幼いころから拓兄には、いろいろ面倒をかけてきた。両親がろくに家にいない私たちにとって、拓兄は父であり母である大切な人だ。その拓兄の彼女(おそらく、いずれは奥さんになるんだろうけれど)が莉奈さんみたいな人で、本当によかった。
そんな二人と比べたら、私と上坂なんて、足元にも及ばない関係だよねえ。
幸せな恋人の典型を目の前にして、私は小さくため息をついた。



