「もう、遅いのよ」
「……え?」
「それだけ好きになっちゃったんだから、今別れようといずれ別れようと、もう遅いの」
「……」
好きだった。そう認めたら、ずっと封じ込めていた気持ちが、溢れて止まらなくなる。
好き。大好き。
あの時莉奈さんは、幸せそうな笑顔でその言葉を言えたのに。私の中の好きって言葉は、どうしてこんなに切なく響くの。
ぽろぽろと涙を流す私の肩に、莉奈さんが、そ、と手を置いた。
「でもね、泣くには早いわよ? まだ終わってはいないんだから」
「莉奈さん……?」
「……え?」
「それだけ好きになっちゃったんだから、今別れようといずれ別れようと、もう遅いの」
「……」
好きだった。そう認めたら、ずっと封じ込めていた気持ちが、溢れて止まらなくなる。
好き。大好き。
あの時莉奈さんは、幸せそうな笑顔でその言葉を言えたのに。私の中の好きって言葉は、どうしてこんなに切なく響くの。
ぽろぽろと涙を流す私の肩に、莉奈さんが、そ、と手を置いた。
「でもね、泣くには早いわよ? まだ終わってはいないんだから」
「莉奈さん……?」



